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ロッテ退団ボルシンガーの訴訟は成立するのか

日本時間2月11日、2019年限りで千葉ロッテマリーンズを退団したマイク・ボルシンガーが、サイン盗みを行なったヒューストン・アストロズを提訴した。果たして訴えは通るのだろうか!?

 

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提訴内容

自身のキャリアを捻じ曲げられたというのがボルシンガーの主張だ。2017年のMLB球団ブルージェイズ時代の8月5日の試合で1/3投球回を投げて4安打1本塁打で4失点とノックアウトされ、その翌日に球団からMLB40人枠から外されることになった。登板中の全29投球中12球でサインを知らせるためのゴミ箱叩きが行われたという。

 

アストロズが17年のワールドチャンピオンのタイトル獲得で得た3100万ドルを返上して、ロサンゼルスに住む子供達のための慈善活動や、経済援助が必要な引退選手への支援に充てることを求めている。

 

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MLBエンジェルスの2019年オフ補強結果

大谷翔平が所属するエンジェルスの2019年シーズンは72勝90敗と大きく負け越した。年俸総額はメジャー8位の1億5887万円とMLBトップクラスの資金力をもつ球団だが4年連続で勝率5割を下回った。観客動員数でもメジャー5位だったエンジェルスはファンの期待に応えるためにも大型契約でチーム再建を目指していたが..。

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補強ポイント

前提1:現在マイナーリーグにはプロスペクトランキング全体4位の外野手アデル以外に有望選手はいない。FAまたはトレードで選手を獲得する必要がある

前提2:現在の総年俸はおよそ1億4800万ドルでありぜいたく税の対象になる金額との差額5400万ドルが補強予算となる。

補強方針:リーグ最弱の先発陣、リーグ最下位のチームOPS .651を記録した三塁手、リーグ12位のチームOPS .638を記録した捕手

 

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メジャーリーガーの年俸を交渉する年俸調停を調べる

2012年からMLBに興味をもっていましたが、選手やその成績、セイバーメトリクスやStatCastといったMLBが率先してきた評価指標ばかりに興味をもっていました。なので今回は選手たちの年俸を交渉する「年俸調停」について調べました。

 

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「年俸調停」の定義

年俸調停とは、選手と球団が過去数年の成立した契約を比較対象として契約金について交渉を行なうこと。MLBの在籍年数が2年以上3年未満になると調停資格を取得し、MLBの在籍年数が3年以上6年未満の選手が来シーズンの契約を更新していない場合に年俸調停の対象者となる。選手の給料は調停中に最大20%下げることもできる。

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「新ランディ・バース」ボーアはやっぱりダメかもしれない

今回は2020年から阪神タイガースでプレイするジャスティン・ボーアについて。阪神が左打ちの外国人選手を獲得するたびにメディアでランディ・バースの再来」と大騒ぎするものの活躍することは少ないそうで...。マーリンズ時代から見ていたボーアは大丈夫かと色々調べたがやっぱりダメかもしれない..。

 

打撃成績

下表にはボーアの通算打撃成績を示す。マーリンズ時代はパワーと選球眼を兼ね備えた主軸選手として活躍していたがその時期は短く、エンジェルスに移籍した2019年シーズンは極度の不振に陥った。選球眼は健在であるものの特に打率と三振率が急激に悪化していることがわかる。

 

所属

試合

HR

打点

三振率

打率

出塁率

OPS

2014  MIA 39 1 11 22.9 .284 .361 .726
2015  MIA 129 23 73 22.6 .262 .321 .800
2016  MIA 90 15 51 17.4 .264 .349 .824
2017  MIA 108 25 83 22.1 .289 .366 .902
2018 2teams 141 20 59 24.8 .227 .341 .746
2019  LAA 52 8 26 30.6 .172 .259 .623
6 Seasons 559 92 303 22.9 .253 .337 .794

 

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オリックス移籍のアダム・ジョーンズの成績とか色々

今回取り上げるのは2020年からオリックスでプレイするMLBスター外野手アダム・ジョーンズです。近年来日してきたメジャーリーガーの中で最も実績のある選手の1人で早くも大きく期待されてます。ここではその実績やデータを見ていきます。

 

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基本打撃成績

年度赤: オールスター出場赤: 1位 / オレンジ: 2~5位 / 黄: 6~10位

所属

試合

安打

HR

打点

盗塁

打率

出塁率

OPS

2006 SEA 32 16 1 8 3 .216 .237 .548
2007 SEA 41 16 2 4 2 .246 .300 .700
2008 BAL 132 129 9 57 10 .270 .311 .711
2009 BAL 119 131 19 70 10 .277 .335 .792
2010 BAL 149 165 19 69 7 .284 .325 .767
2011 BAL 151 159 25 83 12 .280 .319 .785
2012 BAL 162 186 32 82 16 .287 .334 .839
2013 BAL 160 186 33 108 14 .285 .318 .811
2014 BAL 159 181 29 96 7 .281 .311 .780
2015 BAL 137 147 27 82 3 .269 .308 .782
2016 BAL 152 164 29 83 2 .265 .310 .746
2017 BAL 147 170 26 73 2 .285 .322 .787
2018 BAL 145 163 15 63 7 .281 .313 .732
2019 ARI 137 126 16 67 2 .260 .313 .728
通算成績 1823 1939 282 945 97 .277 .317 .771

 

アダム・ジョーンズはメジャーリーグで10年以上を主力選手として活躍して5度のオールスター出場を果たしたスター外野手。オリオールズ時代は打率 .280と25本塁打以上を継続的に記録した。近年も大きな故障もなくメジャー通算で1939安打を記録した。日本ほど2000本安打の価値はないが記録した選手は多くはなく、19年オフ時点ではマイク・トラウトの1324安打やホセ・アルトゥーベの1568安打を上回る

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エンジェルス大谷翔平の投手起用予想

メジャーリーグのエンジェルス所属の大谷翔平はトミー・ジョン手術と左膝手術を経て2020年シーズンからの投手復帰を目指しています。もちろん、日本/アメリカの様々なメディアがこの動向を注目しているわけですが、「大谷の投手復帰が最大の補強」を始めとしたハードルの高い見出しが散見できます。

ここでは、過去のトミー・ジョン手術経験者のデータを参考に大谷の2020年シーズンの起用法を考予想します

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調査項目

調べた選手たちを「同球団」「同時期」「同年代」の3つに分類して紹介しています。調べた投手のチェックした成績は以下の通り

  • 年齢:手術時の年齢
  • 球速:手術時を「0年前」としてその前後の速球系の平均球速(「km/h」表記)
  • 平均投球数:復帰後の平均投球数
  • bWAR:復帰後の勝利貢献度 bWAR

 

同球団

大谷が所属するエンジェルスにも近年トミー・ジョン手術を経験した投手は3人いる。ただこの3人の手術時期は2014~16年でリハビリ時の首脳陣が異なるので参考にはならないが..。投球数は80球前後で制限されていてイニング制限も一般的だった。本格派のリチャーズは手術後に4シームの球速が1 km/h以上低下している。大谷はどうなるか?

同球団 年齢 球速 平均投球数 bWAR
2年前 1年前 0年前 1年後 2年後 1年後 2年後 1年後 2年後
G・リチャーズ 28 156 155 155 154 154 71.2 82.1 1.0 0.1
A・ヒーニー 25 146 148 146 148 148 83.0 91.8 -0.3 1.4
T・スキャッグス 22 145 145 149 150 148 87.6 87.1 0.7 0.6

 

同時期

「同時期」ってのは大谷と同様に1年間をフルタイムでリハビリにあてた選手を対象としている。A・カッブ以外の4投手が15試合以上に先発しており、ピネダはこの中で最多26試合に先発した。リハビリ時期が長いからか比較的に投球数が多い。また、bWARも1.0以上記録した投手が3人おり一定以上の活躍は期待できそうだがエースとしての活躍はやはり難しいのでは?

同球団 年齢 球速 平均投球数 bWAR
2年前 1年前 0年前 1年後 2年後 1年後 2年後 1年後 2年後
A・カッブ 27 147 148 -- 146 148 77.2 98.2 -0.8 2.5
P・コービン 24 147 149 -- 149 148 78.4 90 ? 1.4 -0.8
ダルビッシュ有 28 150 150 -- 152 152 92.9 98.5 2.4 4.0
M・ピネダ 29 152 151 -- 149 -- 87.6 -- 1.2 --
Z・ウィーラー 25 153 154 -- 153 154 91.8 99.4 0.2 3.9

*コービンは36登板24先発なので平均投球数は不明確

*ピネダは2020年シーズンが「2年後」に該当するため「--」


同年代

今まで紹介した選手達にも大谷と同年代に手術を受けた選手が多くいるが、若い時期ならば復帰後に球速低下しない傾向にありそう。トミー・ジョン手術を受けると球速が上がるという話題になることがあったが該当する選手は少ないので関係なさそうだ(専門家も関係ないと言ってるそうだし:トミー・ジョン手術 - Wikipedia)。逆に、37歳で手術したブロンソン・アローヨは復帰に3年を要した。

同球団 年齢 球速 平均投球数 bWAR
2年前 1年前 0年前 1年後 2年後 1年後 2年後 1年後 2年後
M・ムーア 25 153 149 148 149 150 88.0 99.5 -0.9 0.1

 

まとめ

トミー・ジョン手術を受けた投手達をいくらか調べたが2020年シーズンはこんな感じになるんじゃないかと予想する

  • 大谷の登板数は15先発以上/球数上限は80球程度
  • 球速アップの可能性は低いものの低下の可能性も低い
  • ある程度の活躍は期待できそう(まだ十分対策されていないはずだし)
  • メディアで期待されるほどの活躍は難しい気がする

パワプロ2019:作成したメジャーリーガーⅡ

つくったけど紹介していなかった選手紹介パート2

シーズン成績は1位なら赤字&2~10位ならオレンジで色付けしている.選手名に* があるのは以前の大量査定以前に作成した選手

 

ジャスティン・バーランダー

bWAR 7.8 / 防御率 2.58 / 21勝6敗 / 223投球回 / 300奪三振 / WHIP 0.80

2度目のア・リーグのサイヤング賞を受賞.全変化球が効果的で,特にスライダーは得点能力を表す指標wOBA .164が示すようにほとんど打たれることはなかった.一方で,36被本塁打本塁打率は1.45と他のエース級投手と比べるとかなり高く,4シームによる被弾が全体の2/3を占めた(それなのに「一発」をつけ忘れた)

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